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第26回介護福祉士試験

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第26回介護福祉士試験、お疲れ様でした。


試験の出来栄えはいかがでしたでしょうか?


今年の試験は、「長文事例+設問2問」という新しいパターンが3事例あったりと、


事例の設定から考えさせる問題が増えたようです。


事例の中に解答の「根拠」が隠れているので、外国人受験生にとっては難しく感じたのではないかと心配しています。



過去3年間の試験を3つの難易度で分けてみますと、


第24回試験 ①難しい問題24問、②普通の問題61問、③易しい問題35問、合格基準75点(合格率64%)

第25回試験 ①難しい問題15問、②普通の問題78問、③易しい問題27問、合格基準69点(合格率64%)

第26回試験 ①難しい問題15問、②普通の問題79点、③易しい問題26問、合格基準?点(合格率?%)



という配分になっていました。

今年の試験は、難易度でいうと昨年と同じくらいといえると思いますが、日本人にとっては解きやすい試験だったので、

今年の合格基準は昨年よりも上がって、75点くらいになると感じます。

今年の試験はEPA受験生にとって難しい試験になったと思いますので、

試験センターが、EPA受験生の合格率を過去2年と同様に40%程度に確保するのであれば、合格率が更に上がり、合格基準も昨年と同じくらいになるかもしれません。


今年の受講生は、多くの人が90点を超えているようですので、もしかしたら昨年よりもかなり上がるかもしれませんが、昨年も同様な傾向だったので、75点を超えることはないような気がします。


合格発表を楽しみに待ちましょう…。


万が一、今年残念でも、来年は絶対に合格できますので、

講座に来てくださいね…。

来年は最後のチャンスです…。

…でしたが、1年延期になったようです。あと2年チャンスがあります。


長期間の受験勉強、おつかされまでした。。。




(追伸・・・)



問題117は、難しいです…。


Lさんの「在宅生活を続けながら」「週1回湯船につかる」という希望をかなえるためのサービスを選ぶのですが、


1(〇)訪問リハビリテーション ⇒ ADLの訓練、福祉用具・住宅改修の相談などで希望をかなえられる

2(✕)居宅療養管理指導 ⇒ 医師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士、看護師の管理指導なので✕

3(〇)訪問看護 ⇒ 療養上の世話として入浴介助で希望がかなえられる

4(✕)特定施設入居者生活介護 ⇒ 在宅生活を続けながらではなくなるので✕

5(〇)通所介護 ⇒ 週に1回通所して入浴できるので希望がかなえられる


というように、候補が3つあります。

出題者は、5の通所介護を選んでほしいのだと思いますが、

通所介護は、「通所介護は入浴のみの利用はできない」「入浴がない通所介護事業所もある」ことなどからやはりしっくりきません…。

「浴槽の高さが高い」という設定ですが、おそらく据え置き式の50cmくらいの浴槽だと思いますので、訪問看護でも福祉用具を活用すれば片麻痺の人でも十分に介助できると思いますし、体重が重い人であれば2人派遣もできるし、または、訪問介護との協力でも浴槽の出入りは可能だと思います。


しかし、介護者は心不全を繰り返していたり、介護に負担を感じてそうですので、レスパイトの意味も含めて通所介護が「最も」適切だと思いますので、解答は5の通所介護になると思います…。


このような問題が今年は数問ありましたので、「出題者の意図」をつかむのに時間がかかった受験生が多かったのではないでしょうか?


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